2026-27 autumn and winter collection
共生する重厚感と軽やかさ。
クラシックやオーセンティックな要素をベースに、現代的な空気感へ——
ワークやミリタリー、トラッドに通じる、馴染み深い素材やディティールを用いながら、
シルエットバランスや分量感、スタイリングで“今”を映し出す。
今まで培ってきた、メンズとウィメンズの境界を曖昧にした空気感を維持しつつ、
今シーズンの08sircusは更に現代的な感覚を備えたコレクションを展開。
ニュートラルなムードはそのままに、
より重心を落とし、テクスチャーに重厚感と密度を持たせることで、
個の内側にある芯の強さを自然体のまま浮かび上がらせていく。
シルエットは、縦にすとんと落ちるラインと、裾にたまるボリュームが特徴。
スカートやワイドパンツは“揺れ”よりも“溜まり”で量感を見せ、
ロングコートやロングジャケットと組み合わせると、落ち着いた佇まいをつくり出す。
ワークやミリタリー由来のディティールは過剰に強調せず、線をミニマルに整えることにより、
ジェンダーにとらわれないフラットなバランスに。
チョーカーやタイ、ブーツやファーサンダルなどのアクセサリーで、
さりげないフェティッシュや個の強さを感じさせるスタイリングを提案している。
カラーパレットは、ブラック、チャコール、ダークブラウン、カーキを軸に構成。
全体をダークトーンでまとめ、重心の低い落ち着いたムードを醸し出す。
チェックやピンストライプは、クラシックな柄として取り入れつつ、 トーンを抑えることで細やかなニュアンスとして機能。
同系色のレイヤードの中に、仄かなリズムと奥行きを生み出している。
今シーズンのファブリックは、「昔からある素材を、今の空気感で着る」というコンセプトで構成。
カバーオールは、コットンではなくウールツイードやスエードで仕立て、衿にはレザーをあしらった。
クラシックな印象の中にさりげないモード感が加わる。
合わせの2タックパンツは、立体的なパターンとモードな分量感で、現代的なシルエットバランスに。
フライトジャケットをベースにしたMA-1(B-43)は、エコファーとのリバーシブル仕様。
袖の脱着によって、ショートブルゾンとしてもベストとしても着用できる。
クラシックなミリタリーアイテムを、スタイリングの幅がある可変性で“今”らしいピースへと更新している。
トレンチコートは、コーデュロイの生地を「コートを断ち切った」かの如く仕立て、
レイヤード前提の複雑なカッティングで新しいプロポーションを提案。
馴染みのあるトレンチの要素を残しながらも、素材と丈感で印象を大きく変えている。
別珍のシリーズは、可抜染めを施した上からスプレーでブリーチを重ね、
経年変化のような奥行きある表情を表現。
あえて色を落としすぎないトーンにとどめることで、カジュアルに寄りすぎず、
エレガントな雰囲気を保ったまま、オーセンティックな素材を“今っぽく”着られる仕上がりになっている。