Focus on SUMINAGASHI

「墨流し」

23SSコレクションでデザイナーの森下がこだわった日本の伝統的な染色技術、”墨流し”。

一点一点、職人の手作業で染められる流動的かつ異なる柄は、
08sircusのアイテムに美しさとエレガントな佇まいをプラスし、
それは唯一無二となる。

-23SSシーズン、森下が辿り着いた染めの技法とは

京都の閑静な住宅街、横には有栖川が流れている。
かつては数多くあった染色工場も減少を続けている中、この工房では墨流しの技術、技法が継承されている。

時間との勝負である墨流し。
フィーリングと経験値によって瞬時に墨の柄のバランスを取り、染め上げる様は圧巻だ。
広幅で一反の長さが23メートルにもなる生地を一気に染め上げ、乾かす。

ジェンダーや年齢にとらわれない技術者たちが、それぞれの役割を全うし、美しい墨流しの模様が生まれる。

工場の壁沿いに並ぶ何千という数に上る過去の染め原盤は、その自信の表れであり、美しい。
森下が追い求め、拘る「染め」がそこにはあった。

「染めで繋ぐ人と伝統」をスローガンに掲げる染め工房。08sircusが大切にする手作業が生み出す味わい。相通ずる想いが、一枚の布から美しさをまとったアイテムとなった。

x